◆対応可能なサービス
講演、コンサルティング、執筆
◆略歴
埼玉県出身、警察官に憧れ縁もゆかりもない長野県警察に就職。交番・自動車警ら班等を中心とした「制服のお巡りさん」として活動。幼い頃から鉄道やバス等の乗り物が好きで、いつかは働いてみたいと思う気持ちがあったことから、その夢を叶えるために退職。その後、バス会社にて路線バスや高速バス等の運転士として、また鉄道会社の駅員としても通算10年間勤務した。現在はバス運転士として勤務する傍ら、「お巡りさん専門家」として交番、パトカーでの経験を元に講演やコンサルティング活動に行っている。
◆講演プログラム
【講演タイトル】
元お巡りさんのバス運転士が語る!
プロドライバーの安全管理術
【プログラム内容】
1)事故等発生したら
素早く・正直に報告を求めるとともに、必要以上に現場(運転士・駅員等)を責めない。
必要以上に現場に責任を追及すると、現場のモチベーションは下がり、さらなる事故が発生するとともに士気が下がり、退職・離職につながり、現場は人手不足で限界状態である。
2)時には現場をフォローすることも大切
申出者の言いなりになってしまう傾向になるが、当事者の言い分やドライブレコーダー等の客観的な証拠を精査し、時には申出者に毅然とした対応をすると、現場の士気が高まり、責任者との信頼関係も強くなり、職場の士気も高まり、良い方向・職場の雰囲気になっていく。
3)交通事業従事者の賃金を上げる
日本で公共交通事業に従事している者の平均的な賃金は、他の業種と比べると非常に低い賃金が低いため、残業をしてお金を稼がなければならない状況になり、長時間労働や休日出勤等につながり、事故発生の要因のひとつとなっている。
従業員の賃金を上げると共に、利用者にも理解してもらえるように説明する必要がある。人手が確保できない時は、減便や廃止もやむ得ない。
4)自転車・二輪車、歩行者等の交通事故防止
大型車には死角があることから、自転車・二輪車、歩行者等の事故が多発しているが、事業者だけではなく、自転車・二輪車、歩行者等の利用者にも注意を呼び掛ける。
5)車内事故防止
バス発進時や急ブレーキ等での転倒事故が多く発生していることから、運転士だけではなく、利用者にも注意をするように呼びかける。
6)子供・高齢者等交通弱者を守る
バス運転士(会社)等が警察と連携して、交通事故防止活動を積極的に行っていく路線バスをはじめ、地方のローカル鉄道は利用者減少で廃線の危機になっていることから、交通事業者が中心となって、交通弱者に交通事故防止を呼び掛けるとともに、行政と一緒になって交通機関を利用してもらうことで、路線維持にもつながっていく。
7)警察等との機関の連携
交通事故防止活動においては、警察との連携は欠かせない。警察との連携は必要である。
交通事故だけではなく、特殊詐欺をはじめ、ひったくり等の街頭犯罪抑止にもつながっていく。
【講演タイトル】
元お巡りさんが教える
職務質問(バンカケ)から学んだコミュニケーション術について
【プログラム内容】
1)職務質問(バンカケ)は「人と人との物語」「人と人との真剣勝負」「人と人との一期一会」である。
2)「必検(ひっけん)の精神」で立ち向かう
挑戦し続けることで、「必ず検挙する」と言う強い精神が生まれる→挑戦し続ける気持ちが大切である。
3)遠山(えんざん)の目付で不審者を発見しよう
遠い目を眺めるように遠くを見て(剣道の目付)で、見つかる前に見つけよう。
4)躊躇率0%を目指そう
何かを感じたら全てに声をかけ、不審かどうか確認しよう→何か感じたら、先に声をかけよう。
5)「自然体」「平常心」
武道では当然に求められますが、それは確たる目的があらゆる対話においてでも一緒である。
恋愛や婚活・結婚活動等でできているのは人間の本能として自然としているからである。
職質も取調べ、協力者獲得も「人対人」の戦いであり、担当者の人間性を理解してくれると、相手も自然と心を開き、職質に応じたり、自供をしたり、協力者となる。
6)きちんとした服装で対応をする
警察では、まず警察学校で服装・装備品・生活環境の徹底した美化・整理整頓・清掃を訓練として叩きこまれます。
その美化・整理整頓・清掃等のレベルは、靴磨きの方法・水準からベッドメイキングの方法・水準に至るまで多岐にわたります。
無論、ワイシャツのしわの寄せ方とか、ネクタイの結び目如何とか等です。
「服装の端正さ」「見た目の端正さ」にこだわるのは、精神論以上のものがあります。
「服装は口ほどに物を言い」を意識することで、自己管理と自己を客観視することができます。
自分がちゃんとコミュニケーションがとれているのか、ちゃんと相手と話し合いができるか等を観ることができると思います。
7)謝意を忘れずに
どんな相手でも、どんな状況でも終わりには必ず謝意を伝えましょう。
終わった後も、必ず相手に好印象は残ります。
【講演タイトル】
平成18年豪雪を経験した元警察官から学ぶ
災害対策で日頃から養っておくこと
【プログラム内容】
1)平成18年豪雪とは
平成17年12月から18年1月にかけて、長野県飯山地域や新潟県津南町地域に大雪が降り、長野県栄村の秋山郷が一次孤立となり、自衛隊が出動(災害派遣)し、除雪することになったもの。
2)この災害で得た教訓
自分自身の健康管理をしっかりする(自分が病気となり、途中離脱してしまいました)
平常時の健康管理をしっかりすることで、災害時もしっかり対応できる。
災害時に病気等になってしまっては、住民を守ることはできない!
3)平常時に危険個所を把握し、訓練等を重ねる
のちに東日本大震災等が発生するが、平時において危険個所を把握するとともに定期的に訓練を実施し、いつでも動けるようにしておくとともに、危険個所は早期に修繕等をしておくべきである。
4)自治会・コミュニティ等の確立
最近は自治会活動の低下が言われているが、自治会活動を改めて活用するとともに、マンション・アパ―ト等は不動産会社等でコミュニティを確立し、入居者に災害への危機管理を持ってもらう様にする。
5)孤立時の食料・ライフライン等の確保
のちの東日本大震災でも問題になるが、孤立時になった時の食料をはじめ、ライフライン、家族との連絡手段や避難場所の確認、大規模施設等では帰宅困難者対策等を関係自治体等と確認する災害は自治体や警察、企業だけでは対応できないことから、関係機関ができることをしっかり連携することを改めて確認していく必要がある。
◆協会担当者コメント
長野県警察で主に「町の制服のお巡りさん」として地域安全活動に従事。交通取り締まり、軽微犯罪の検挙、困りごと相談などに当たってきました。退職後は公共交通機関に再就職し、路線バスや高速バスの運転士、そして鉄道会社の駅員として10年以上勤務。これら現場での経験を活かし、元お巡りさんの現役バス運転手として交通事故対策やコミュニケーションを生かした各種トラブル対応についての講演やアドバイスが可能です。まずはお問合せください。